日記 diary

3月の風 March winds

ご無沙汰していました。

啓蟄の末候、第九候は「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」。
青虫が、春の到来と共に菜の花の周りをヒラヒラ舞う蝶に、艶やかな七変化を遂げて
田畑に彩をもたらす光景が目に浮かびます。

3月は、
日本では年度末、卒業、異動、引越しの月。
旧暦「弥生」のほかも異名は数多くあり、
「桃月」、「春惜月」とも呼ばれますが、
個人的に「夢見月」がこの3月の半分以上を占める魚座にピッタリ!と思います。
(12星座を人の一生になぞらえる西洋占星術で魚座さんのkey phraseは「I believe 我、信じる」。精神世界の星。)

私が暮らした英国では
母の日、セントパトリックデー、年によってはイースターの月。
英語のMarchは、ローマ神話で農耕と戦いの神、マールスが語源で、
ヨーロッパ諸言語で似たような表記でなじみやすいですが。

アングロサクソンの言語では
その昔「Hyld Monath」
英語に直すとStormy month=風の強い月
と呼ばれていたそうです。


確かに、
March winds and April showers bring forth May flowers
「三月の風と四月の雨で五月の花が咲く」
なんていう諺がありましたっけ。

3月の英国を思い出すと、
いつもそこにはdaffodils=ラッパスイセンと、一面菜種の田園風景が。
ワーズワースの「The Daffodils」と共に、この風光明媚な季節を愛してきました。
http://www.bachlund.org/Daffodils.htm

2006年英国Lincolnshireにて。

2006年英国Lincolnshireにて。

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私にも色んな”風”が吹いた月でした。

先日。
暴風雪の中、
初めてニセコに行ってきました。

蝦夷富士を拝めました。

蝦夷富士を拝めました。

手のひら、ストック、ウエアのそこここに舞い降りてくる六花を愛でる間もなく、
今シーズン1,2を争う吹雪がふわーっと、一面を白く煙らせていました。
自然の猛威を畏れつつ
その懐で美しさに圧倒されながら遊ぶ。

下手な横好きから微々たる上達しかみられないスキーですが
今シーズンも雪山で遊べたことに感謝です。

投宿先のインテリア。線で描く北海道の森の住人達。センスに心奪われました。

投宿先のインテリア。線で描く北海道の森の住人達。センスに心奪われました。

英語の自己研鑽には上昇気流を再び起こすきっかけを。
2009年から続けている、通訳学校時代の同期との読書会。

発足当時は「グルメな読書会」
のはずでしたが、
最近は「グルメな歓談会」になっていて(笑)

去年は課題本・・・2冊?いや、、、1冊だったかな?
仕事の本を読むのにかまけて、つい疎かになって、

積読や、嗚呼、積読や、積読や。

貴重な同士、気の合う4人なので、それはそれで良いのですが♪
英語は筋トレと一緒。
年齢と共に筋力維持に一層の時間とエネルギーを投資していく必要があるので
会がある=仲間がいる
ことを追い風に~

今年の課題図書。

今年の課題図書。

ずっと読みたかった「アルケミスト」。
風の向くまま生きた羊飼いの青年が、預言者に出会い・・・
ページを捲ると、ジブラルタル海峡を吹くLevanter(東風)を感じる、描写が巧みで。

いつか私も、描写が自然な翻訳本を出したいな。

あと2週間で新しいスタートが始まる4月。
桜が空を染める風雅な季節がやってきます。

順風満帆であることを望みつつ、
春の嵐に佇む心積もりをしつつ。

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