日記 diary

大切な繋がり inseparable code

“Sweet April showers

Do spring May flowers”

春の雨は花の父母

というらしい。

幼女期を育ててくれた英国の曇天。雨だからって娯しみを諦めない。彼の国で生きる人達から学んだそんな心根を、今日みたいな雨の日に思い起こしては溜息をやめて深呼吸をする。

“Do not be angry with the rain; it simply does not know how to fall upwards”

そうね、忘れないでおこう。

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今朝は素敵な贈り物が届いた。

先月まで暮らしていた町で、息子達のシッターさん、そして私の産後ドゥーラさんとして2カ月間ほぼ毎日お世話いただいた方から、御心がいっぱい詰まった小包。

丁寧に添えていただいたお手紙に依ると、缶の中身は長野県にある古民家を改装したマクロビオティックカフェSlow Cafe MAHALOのクッキー。

このカフェのオーナーさんは長野に移住する前は千葉県にお住まいで、これまた長男・次男の産後にそれぞれ食養指導と食事の用意などでサポートいただいた「ちの音」主宰のドゥーラさんと保育園ママ友だという。

結婚・転職と同時に暮らし始めて、右も左も分からない、話にいける友人もいなく、顔見知りや知人すらいない土地。

町名や行政サービスの場所を聞いてもそこが沿線かどうかすら判別つかない、そんな時期に妊娠。

アウェイ感の中、孤育て状態で乳飲児とのマンツーマンが始まってしまい… ネットで調べて頼んだ産後ドゥーラさんや、同じ育児をする仲間のバーチャル交流会にどれだけ助けられたことか。

昨年末には幸いにも2人の育児になり、そんな折におむつなし育児アドバイザー仲間で偶然にも御近所にお住まいと発覚したのが件のドゥーラさん。

「チームでサポートしますよ!」と、他の近隣在住ドゥーラさんにも声をかけてシフトまで組んでいただき… 息子達を抱えて流感期を乗り切れたのはドゥーラさん達のお陰でしかありません。

この三年間にお世話いただいたドゥーラさん達、それぞれとの繋がり・御縁が輪になったことを象徴するような缶詰め。

うまく言葉にできていないけど… この一品を選んでくださった時の想いに胸がいっぱいになり、目頭ジンワリ熱くなり。

所在無くて仕方がなかった町。

誰も知らなくて逃げ出したかった町。

でも、今は懐かしい町、逢いたくてたまらない人の顔がいくつも浮かぶ町。

心の故郷がまた一つ増えたんだな。